【校長コラム No.9 興味関心】
人が自分の可能性を広げて,より楽しく生きていくには何が必要でしょうか.それは,興味関心だと,つくづく思います.子どもは好奇心の塊と,よく言われます.世の中は子どもが知らないことばかり.子どもは知りたい気持ちが強く,次々と質問をします.翻って,大人は好奇心の塊とは言われません.なぜでしょうか.それは,自分は何でも知っているという態度,逆に,自分には関係ないという態度で,はなから興味関心を示さないことが多いからではないでしょうか.素晴らしい出会いや機会を遠ざけてしまうもったいない態度です.知っているかもしれない,自分には関係ないかもしれない,だけど,興味関心は持って,一応,話は聞いてみようと思えば,実は興味深いことに出会えるかもしれません.私は,大きな書店の全ての本棚を見て回ることが好きです.これまで全く興味関心がなかった分野の本や雑誌にも手を伸ばします.すると,とても興味深い本や雑誌に出会えることがあります.ラッキーです.好奇心を持てと言われても,それは難しいかもしれません.でも,知ったかぶりをせず,食わず嫌いをしなければ,興味関心を持つことにつながると思うのです.