４年生　金属は温めるとどうなる？

４年生の理科では、「ものの温度と体積」について学習しています。この日は、金属球と金属の輪を使い、金属が温められるとどのように変化するのかを確かめる実験を行いました。

実験前に「温めた金属球は輪を通ると思う？」とたずねると、予想は真っ二つ。
「とけるくらいだから、膨らむんじゃないかな？」
「いくらなんでも、こんなに固い金属が、たった２分温めただけで膨らむはずがない！」
と、子どもたちの考えは大きく分かれ、早くも議論が盛り上がりました。

そしていよいよ実験。金属球を温めて輪に通そうとすると……通らない。
ところが、冷やして元の温度に戻すと、ふたたび通るようになります。

この変化を実際に見ると、子どもたちからは「本当に膨らんだ！」「金属でも変わるんだ！」と驚きの声。
熱で金属の体積が変わる「熱膨張」という現象を、目の前の実物を通して実感を伴った理解ができたようです。