南部中学校に学ぶ ― 「ともに学ぶ」姿 ―
8月29日(金)、南部中学校で行われた「学力向上会議」に参加し、各学年の授業を参観しました。
教室では、あたたかな雰囲気の中で、生徒たちが互いに学び合う姿が見られました。授業中には「なるほど」「そうか」といった学びのつぶやきはありますが、私語はなく、男女を問わず頭を寄せ合って対話する様子が印象的でした。友だちの意見に自然と拍手が送られる場面もあり、学びをともに楽しむ空気があふれていました。
1年生の学級には38人が在籍していましたが、きゅうくつさを感じさせない落ち着いた雰囲気の中で、みんなが集中して学習に取り組んでいました。「友だちとともに学ぶ」姿があるからこそ、学びが深まっていくのだと感じました。

こうした取組の成果は数字にも表れており、学力の定着とともに、生徒アンケートでも「授業がわかる・できる」と答える子どもたちの割合が年々高まっています。さらに今年度は「単元を貫く学習課題」を設定し、学習のゴールをはっきりさせることで、子どもたちが主体的に学ぶ姿を育てていくとのことでした。その結果、「勉強が好き」という気持ちが育ち、将来にわたって学び続ける力につながっていくことも共有されました。
小学校から中学校の学びはしっかりとつながっています。今回見せていただいた取組のよさを、本校でも生かしながら、子どもたちの学びをさらに豊かにしていきたいと思います。





