「いざというときのために」 ― 消防施設研修を実施 ―
7月23日(水)、金子徹氏(本校学校運営協議会委員・元日田玖珠広域消防組合消防監)を講師にお迎えし、教職員を対象とした消防施設研修を実施しました。
研修では、火災報知器や防火扉、屋内消火栓、消火器等の仕組みや役割、日常点検のポイント、そして非常時の対応手順について、実際の設備を確認しながら丁寧にご説明いただきました。
万が一の事態に備え、教職員一人一人が校内の消防設備についての理解を深め、安全管理の意識を高める貴重な機会となりました。

職員室には、火災報知設備の受信機が設置されており、どのエリアの感知器が作動したかが表示されます。

火災報知器に付属した通話装置からの呼び出しにも応答できるようになっており、非常時には現場と連絡を取ることができます。

火災報知器には通話装置が付属しており、職員室に現場の状況を速やかに伝えることで、迅速な対応につなげます。

真ん中のバーが、両開きの防火扉を正しい順序で閉まるように調整する役割をします。
防火扉の周りには物を置きません。

消火ホースは各階の両端の教室まで届くようになっています。常時、屋内消火栓箱に格納しています。

屋内消火栓から放出される水は、とても勢いが強く、初期消火において高い効果を発揮します。

前傾姿勢をとり、しっかりと消火ノズルを握って放水することが大切です。
水の勢いに押されないよう、安定した姿勢で操作することが初期消火の基本となります。

水圧が非常に強いため、一人でノズルを支えるのが難しい場合は、後方でホースをしっかりと支える補助者がつくことで、安定して放水することができます。

消火器は、中に入っている薬剤が長期間動かないままだと固まってしまうことがあります。そのため、時々さかさまにして中身を動かすことで、より長く安全に使用できます。