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「ネットの向こう側」を考えるきっかけに

「ネットの向こう側」を考えるきっかけに

7月2日(水)、6年生を対象に「ネットモラル教室」を実施しました。今回は、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所より渡辺律子副所長を講師にお迎えし、「インターネットでの人とのやりとり」を中心にお話をいただきました。

現在、多くの子どもたちがSNSやオンラインゲームを利用しており、小学生がインターネットを通じて犯罪被害に遭うケースが急増しているという実態があります。特に、オンラインゲームをきっかけに見知らぬ相手とつながってしまう危険性について、具体的な事例を交えて分かりやすく教えていただきました。

講話を通して、子どもたちは次のような大切なことを学びました。

  • ・たとえ親しくなった相手であっても、インターネット上では自分の名前や学校名、顔や体の写真などの個人情報を送ってはいけないこと
  • ・SNSなどに人の悪口を書き込むことは人権侵害にあたり、相手が学校に来られなくなったり、体調を崩してしまうこともあること
  • ・投稿内容は匿名でも、調べれば誰が書いたか分かること
  • ・「危ないから使わない」ではなく、自分自身が正しい使い方を身につけ、自分をコントロールしながら上手に付き合っていくことが大切であること

子どもたちからは、次のような感想が寄せられました。

「インターネット上では嘘がつけて、子どもと言っているけど本当は大人だったりして、事件に巻き込まれることがあるから怖いと思いました。知らない人のことは簡単に信じないように気を付けたいと思いました。」

「(SNSで)軽い気持ちで送った言葉が、悪い方向へ行ったり、けんかになったりすることがあるので、考えて使いたいです。」

インターネットは便利で楽しい反面、正しく使わなければ危険が伴います。今回の学びをきっかけに、子どもたちが情報社会とよりよく関わっていけるよう、今後もご家庭と連携しながら指導を進めてまいります。