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3年生 「全部書きたい」から「伝えたいことを選ぶ」へ― 子どもたちの気づきが深まる授業 ―

3年生 「全部書きたい」から「伝えたいことを選ぶ」へ― 子どもたちの気づきが深まる授業 ―

7月8日(火)、3年生の教室で国語科の提案授業を行いました。単元のめあては、「伝えたいことをはっきりさせて、報告する文章を書く」ことです。

これまでに、子どもたちはパティシエや看護師、美容師、獣医など、興味のある仕事を1つ選び、本やインターネットを使って情報を集めてきました。

本時では、教科書を共通教材として読み、「集めた情報をどのように選ぶか」ということを考えました。子どもたちは、教科書に登場する「土川さんのメモ」を、自分が読み手となって読み、「知っていたこと」「はじめて知ったこと」「大事だと思うこと」「もっと知りたいこと」「驚いたこと」の5つの視点で見直しました。

当初は、「メモしたことを全部書いた方がよい」と考えていた子どもたちも、「特に伝えたいことを絞った方がいい」「読む相手のことを考えて内容を選ぶことが大切だ」と気づいていきました。視点をもってメモを見直すことで、自分の学びを整理し、より深めることができたのです。

読む相手を意識し、伝えたいことの中心を明確にして内容を構成する力は、中学年の国語科学習において非常に重要な力です。