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気もちの色を見つめて

気もちの色を見つめて

3年生の国語では、物語『まいごのかぎ』を読んでいます。主人公「りいこ」の気持ちの変化に注目しながら、出来事や様子、気持ちが表れている叙述を、先生自作のプリントにまとめていきました。

登場人物の気持ちの動きを視覚的にとらえられるように、プリントには「ハートメーター」を用いました。これは、体育専科の岩﨑先生が体育で取り入れている実践から着想を得たもので、りいこの気持ちが元気なときには「赤」、元気がないときには「青」でハートを塗ることで、気持ちの変化が一目で分かるようにしました。

写真に表れているように、子どもたちは頭を寄せ合いながら、自分の考えを伝え合ったり、友だちの気づきに共感したりしながら学びを深めています。こうした学び合いの姿からは、子どもたちだけでなく、教師もまた互いの実践から学び合う姿勢が大切であることを感じさせられます。

物語の最後で、主人公のりいこは、「自分の“表現したい”という気持ちを大切にしていいんだ」と気づきます。子どもたちにも、自由に想像し、自分の思いやイメージを表現することの楽しさを、この学習をとおして味わってほしいと思います。