「よりよい答えを求める」ということ
5月12日(月)の全校集会では、「よりよい答えを求める」ということについて子どもたちと考える時間を持ちました。
学校の教育目標に掲げているこの目標には、自分の思いや考えだけでなく、相手の思いや考えにも目を向け、より良い選択を見つけるという意味が込められています。
集会では、このようなイラストを見せながら子どもたちに問いかけました。
例えば、図工の時間に隣の友だちの作品を手伝っている場面。
良かれと思って手伝っているのですが、手伝われた友だちはどこか浮かない表情です。
子どもたちからは、「せっかく自分でやりたいのに…」という声がすぐに上がりました。

また、泣いている友だちを励ましている場面のイラストでは、励ましている側は良いことをしているつもりでも、
「そっとしておいてほしいのに…」と感じる子もいることに気づきました。
子どもたちは、「良かれと思ってやったことが、必ずしも相手にとっても良いとは限らない」ということに目を向けるきっかけを得ました。

「よりよい答えを求める」という目標は、簡単に達成できるものではありません。
だからこそ、1年間を通して学び続ける価値があるのです。
私たち教職員も子どもたちともに、学校生活の中で「よりよい答えとは何か」を考えながら取り組んでまいります。
保護者や地域の皆様にも、子どもたちがどのようにして「よりよい答え」を見つけ出そうとしているのか、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。