5年生 家庭科「伝統的な日常食」
11月13日(木)、家庭科の調理実習で、ごはんとみそ汁づくりに挑戦しました。
ごはんはガラス製の鍋を使って炊きました。透明な鍋のおかげで、ふつふつと泡が立ち、蒸気が上がっていく様子が見え、「もうすぐ炊けそう!」と子どもたちも興味津々。水の分量は、はかりで重さを量る方法と計量カップで量る方法の2通りから選んで量りました。
みそ汁づくりでは、だしを昆布・いりこ・かつおの3種類から選択。具材は、火の通りにくい大根から入れるなど、調理の順番を考えながら進めていました。また、煮ている間にはまな板や包丁を洗うなど、段取りよく片付けを行う姿も見られました。
おにぎりの具は自分の好みに合わせて持参。炊きたてのごはんでにぎったおにぎりと、だしの香りが広がるみそ汁の組み合わせに、思わず笑顔がこぼれていました。
私もすべてのみそ汁を味見させてもらいましたが、だしの違いで香りやうまみが大きく変わることに驚きました。昆布だしはやさしい甘み、いりこだしはすっきりとした旨み、かつおだしは香りが豊かで力強く、それぞれに個性があります。子どもたちが「自分で選んだだし」で作ったみそ汁を誇らしげに勧めてくれた姿も、とても印象的でした。
子どもたちは、昔から続く「日常食」のおいしさと、その調理に込められた知恵をしっかりと学ぶことができました。


























