書かれていないことを想像する ―中学年の国語教室―
6月16日(火)、3年生と4年生の教室では、物語の学習が行われていました。
3年生は「まいごのかぎ」、4年生は「一つの花」です。教材は異なりますが、どちらの学習でも共通しているのは、登場人物の行動や様子を表す文章から、その気持ちを想像していることです。
3年生は、
「りいこは、どんどんうつむいていって、さいごは赤いランドセルだけが、歩いているように見えました。」
という叙述から、りいこの気持ちを考えていました。
また、4年生は、
「お父さんは、決まってゆみ子をめちゃくちゃに高い高いするのでした。」
という叙述から、お父さんの気持ちを想像していました。

授業では、実際にうつむいて歩く様子や、高い高いをする動きを表してみることで、登場人物の気持ちを想像していました。
物語には、「うれしい」「悲しい」と直接書かれていないことがたくさんあります。そのため、登場人物の行動や表情、会話などを手がかりに気持ちを考えることが大切です。
中学年からは、このような「直接的に書かれていないことを想像して読む力」を育てていきます。
文学作品に親しむことは、読む力を伸ばすだけではありません。登場人物の立場に立って考えたり、自分とは異なる考え方や生き方にふれたりすることを通して、多面的に物事を捉える力や豊かな感性を育むことにもつながります。今後も、子どもたちが物語を深く味わいながら学べる授業を大切にしていきたいと思います。
