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自らの課題と向き合って泳ぐ子どもたち

自らの課題と向き合って泳ぐ子どもたち

6年生の水泳学習では、一律に泳ぎ方を教えるのではなく、自分自身の課題に向き合いながら取り組むことを大切にしています。学習の始めと終わりには「なかよし広場」で話合いの場を設け、自分のめあてを明確にし、泳ぎをふり返る機会を保障しています。

「段取り八分」という言葉があるように、事前の準備が子どもたちの挑戦を支える鍵となります。授業者は子どもたちが自分の課題を解決できるよう、ペットボトルで手作りしたヘルパーや鼻栓などの補助具を用意し、一人ひとりの挑戦を支えました。また、「水の中で息を吐くと楽になる」といった体感的な学びは、全員で試しながら理解を深めていきました。

息継ぎの方法についても、「回転する」「水を押す」といった動きの工夫やヒントを伝えることで、子どもたちは自分の泳ぎとじっくり向き合い、達成感や楽しさを味わっています。互いの泳ぎを見合いながら、アドバイスをし合う姿も見られ、学び合う雰囲気が生まれていました。

こうした日々の積み重ねが、「生涯にわたって運動を楽しむ力」につながることを願っています。