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よりよい答えを求めて

よりよい答えを求めて

4月24日(木)、令和7年度の育友会総会を開催いたしました。お忙しい中ご出席いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。

当日は、私から新たな学校教育目標「よりよい答えを求めて、ともに学び続ける高瀬っ子を育てる」についてご説明させていただきました。特に、「よりよい答えを求める」とはどういうことかを、私自身のエピソードを交えながらお話ししました。

この「よりよい答えを求める」という姿勢は、校訓でいう「真実」にあたるものですが、“名探偵”が言うように「真実はいつも一つ」とは限らないと、私たちは考えています。

少し私事になりますが、東京で暮らす息子は、日田に帰省するたびに、自分で日田の醤油を買って持ち帰ります。
日本人の3割以上が好んで使っているという点からすれば、千葉県の醤油が「これが美味しい醤油」という“一つの真実”なのかもしれません。
しかし、息子にとっての「真実」は、やはり“ふるさと・日田の醤油”なのです。

この体験を通して感じるのは、「よりよい答え」とは常に一つではなく、置かれた状況や、その人自身によって変わりうるものだということです。

子どもたちがこれから生きていく社会は、かつてのように「正解」が一つに定まらない時代です。だからこそ、私たちは大人が用意した“答え”を言い当てるのではなく、「よりよい答えとは何か」を自ら考え、仲間と対話しながら見つけていく力を育てたいと考えています。

先日の育友会役員会でも話題となった「ばっちりプリント」の取り組みも、その一つの例です。
保護者の皆様からは、「子どもの学習の様子がよくわかる」「親子の会話のきっかけになる」といった前向きなご意見を多数いただき、私たちも改めてその意義を感じ、継続を決めました。

私たちが目指すのは、「高瀬小の子どもたちにとっての“よりよい答え”とは何か」を、保護者の皆様、地域の皆様とともに考え、伝え合いながら歩んでいくことです。

本年度も、引き続きご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。