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自分の足で歩くこと~その1~

自分の足で歩くこと~その1~

後期の始業式にあたって、子どもたちに「自分の足で歩いて登校すること」をお願いしました。登下校にあたって、心配な面はあります。しかし、それを上回るメリットがあると思っています。

一つ目が、「体力」です。朝、毎日歩いて登校するだけで、一年間でかなりの距離を歩くことになります。しかも、ランドセルを背負ってですから、特に低学年の小さい子どもにとっては、きついことだと思います。夏の暑い日なら、なおさらです。しかし、継続は力なりです。それを毎日続けていると、子どもの足取りがとても頼もしくなることに気が付きます。体力がついた証拠です。

二つ目が、「コミュニケーション力」です。豊岡地区は地域の方が、児童が安全に登校できるよう、通学路に立って見守りをしてくださっています。その方々とあいさつを交わすことで、人との関わりが生まれ、自然とコミュニケーションの力がつくのではないかと考えます。4月当初は、恥ずかしがってあいさつができなかった子どもが、毎日声をかけ続けていたら、「おはようございます!」と笑顔で言えるようになるという、うれしい瞬間が、つい最近ありました。