令和5年5月31日(水)修学旅行2日目
修学旅行2日目。夜から風雨が強く、部屋の窓を打つ雨音になかなか寝付けませんでした。そして、朝もその状況は続き、活動に支障が出ないか不安なスタートとなりました。まずはホテルを出発し、雲仙普賢岳噴火による被災地である旧大野木場小学校へ行きました。小雨混じりの強風の中見学をし、折りたたみ傘が壊れる児童もいて、災害の爪痕を見る余裕のない児童もいたくらいでした。次に土石流被災家屋保存公園に行きました。少しずつ雨も風も収まってきましたが、以前鉛色の空に変わりはありませんでした。土石流に埋もれた家屋を間近に見て、実際に起こった災害について肌で感じることができました。最後に行った雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)では、当時の再現映像や遺留品などを見ることで、火山による災害の脅威と被災した苦しみや悲しみも感じることができました。
有明フェリーに乗り、熊本(長洲港)へ向かいました。デッキに出て潮風に当たりながら空を見ると、やっと薄曇りへと変わってきました。
そして、子どもたちが一番楽しみにしていたグリーンランドに着くと・・・なんと朝までの風雨が嘘のような快晴となり、熱中症が心配になるほどでした。この急激な天候の変化には、添乗員、バスガイド、そして、教職員も驚くほどで、この子たちの強運に感心してしまいました。また、他の修学旅行生も少なく、各アトラクションに並ぶことなく思う存分楽しむことができました。
当然、帰りのバスは・・・どの子も疲れきったのか、山田SAまでぐっすり眠っていました。
帰り着くと、たくさんの保護者がお迎えに来ていて、体育館でまとめの解散式を行いました。あっという間の二日間に、「あと4泊してえ~。」「帰りたくねえ~。」「楽しかったあ~。」など、修学旅行を満喫した感想がこぼれていました。
振り返ってみると、この6年生は、子どもらしくて、男女の仲が良く、優しい。そして、時間を守り、思い切り楽しむことができることがわかりました。また、秘められたパワーも感じます。あとは、しっかり最後まで人の話を聞き、メリハリ(切り替え)ができるようになると、もっと素敵な6年生になれると確信しました。