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「もしも」の時に命を守る合言葉は「浮いて待て」! 〜着衣泳講習会を行いました〜

「もしも」の時に命を守る合言葉は「浮いて待て」! 〜着衣泳講習会を行いました〜

夏休みを前に、水の事故から自分の命を守るための「着衣泳講習会」を開催しました。日本赤十字社大分県支部から4名の講師の先生方をお招きし、2時間目に6年生、3時間目に5年生がプールでの講習に臨みました。普段の楽しい水泳授業とは少し雰囲気を変え、真剣に「命の守り方」を学んだ子どもたちの様子をお伝えします。

  1. ≪まずは頭で理解する!「やってはいけないこと」と「正しい救助」≫
    講習の始まりに、講師の先生からとても大切な説明がありました。
    ≪水に落ちてしまったとき、絶対に「してはいけないこと」≫
    ○ 大声で助けを呼ばない
    (理由:大声を出すと肺から空気が抜けて沈みやすくなり、手を振るとその分体が沈んでしまうため)
    ○ 自力で泳いで岸に行こうとしない
    (理由:濡れた服は想像以上に重く、泳ごうとすると一気に体力を消耗して力尽きてしまうため)

≪おぼれている人を見つけたときの正しい行動≫
もし誰かがおぼれているのを見つけたら、慌てて助けに飛び込んではいけません。次のステップで行動することを教わりました。
① まず「浮いて待て!」と大声で声をかける(安心させ、余計な動きを止めさせるため)。
② すぐに周囲の大人に助けを呼ぶ。
③ ランドセルやペットボトルなど、近くにある「水に浮くもの」を投げてあげる。

  1. ≪体感!服を着たまま水に入る難しさ≫
    説明のあと、子どもたちは体操服などを着たままゆっくりとプールに入りました。一歩歩くのにも力が必要で、泳ぐことがいかに困難かを全員が身をもって体験しました。この「動きにくさ」を知ることが、パニックを防ぐ第一歩になります。また、全員で同じ方向に歩いてプールに渦をつくりました。渦の中でしかも服を着た状態で泳ぐことの難しさを実感しました。
  2. ≪実践!「背浮き(浮いて待て)」の練習≫
    いよいよ命を守る最大の技術「背浮き(浮いて待て)」の練習です。まずは、身近にある空のペットボトルを胸に抱え、鼻と口をしっかりと水上に出す感覚を掴んでいきました。最初は体に力が入ってしまい、足から沈んでしまう子もいましたが、「耳まで水につけて、空を見上げてごらん」「体の力を抜いてね」と講師の先生方に優しくサポートしていただきながら、コツを掴んでいきました。練習を重ねるうちに子どもたちはどんどん上達し、コツを掴んだ子はペットボトルを持たなくても自分の体だけでプカプカと浮いて待てるようになりました。授業の最後には、多くの児童が力を抜いて静かに浮いて待つ感覚を身に付けることができました。

万が一のとき、慌てずに「浮いて待つ」ことができるかどうかで、救われる命があります。今回の講習は、子どもたちにとって一生モノの学びとなりました。ご家庭でもぜひ、今日の講習についてお子様とお話をしていただき、川や海での安全な過ごし方について改めて確認する機会にしていただければ幸いです。お忙しい中、熱心にご指導いただきました日本赤十字社大分県支部の4名の講師の皆様、本当にありがとうございました。