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校長室より

児童虐待をなくしたい
2019年02月08日

 警察統計によると、2018年の刑法犯数は前年より10.7%少ない817,445件(暫定値)で、16年連続減少。

 しかし、児童相談所に通告した18歳未満の子どもは80,104人と、22.4%増えたそうです。「心理的虐待」(言葉による脅しや無視など子どもの心を傷つけるもの)が57,326人と約7割を占め、子どもの前で配偶者らに暴力を振るうといった「面前DV」が目立つとのこと。「身体的虐待」が14,821人。「育児放棄(ネグレクト)」が7,699人。「性的虐待」が258人。児童虐待を事件として摘発した件数も最多の1,355件。

 こうした数値を見て私が感じるのは、大人が大人になり切れていないということです。児童を保護するどころか、自分の感情をコントロールできずに、子どもや配偶者に矛先を向けてしまう人が多いのでしょう。子どもや配偶者はそれぞれに人格があり、自分の思い通りにはなりません。そこに「折り合い」をつける力が育っていないのではないでしょうか。

 子どもの命や心を守るためにも、大人の心を満たし、豊かにする手立てがないものかと考えます。まずは身近な人同士の心のつながり作りから始めたいと思います。