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学校だより

6年生修学旅行の記録
2013年06月19日

平和の大切さ深さを ~感じる・知る・学ぶ・伝える~

6月6日(木)から2日間、野上小学校6年生(17名)は長崎に修学旅行に行ってきました。これからはその旅の記録です。

◆早朝7時、集まった子どもたち全員の体調も良さそうなので安心した。たくさんの保護者・教職員の見送りの中出発した。保護者総勢23名。児童数は17名なので、両親での見送りの家庭もあったようだ。一晩、親元を離れるのが初めての子ども数名いた。高速道の通行も順調で、金立SAでの休憩をはさみ、予定通り長崎原爆資料館に到着した。バスの中では、バスレク係がクイズを出したりして楽しんだ。後半はガイドさんから長崎の文化・歴史や原爆の話をしっかり受け答えをしながら聞いていた。

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◆原爆資料館では、目をそむけたくなるものが多かったものの、子どもたちそれぞれが班行動の中で学習していた。ビデオ鑑賞の部屋では、今までの学習を思い出す内容だったり、子どもたちの知らない事実を伝える内容であり、部屋から出てくるときの顔つきが違った。子どもたちの感想の中に「思っていた以上にとても残酷で怖くなった。」「ぼくは、また第二の長崎や広島を作りたくないので、絶対に戦争のない世界をつくっていきたい。」とあった。11時2分でとまった時計を目にして、これまでの学習を思い出し、心に刻むものがあったようである。

◆浦上天主堂では、吹き飛ばされた建物の残骸(鐘楼)を見た。戦争の悲惨さが強く伝わり、子どもたちも興味深々で話を聞いていた。教師という立場でも何度見ても悲惨さが伝わってくる。

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◆如己堂では、永井隆博士の生き方に触れながら広さ二畳の家を見た。とても小さく本当に住めるのかという疑問を子どもたちがもちながら一緒に学習した。二畳の小さな部屋に住もうとした博士の思いにビデオを見て迫った子どもたち。一生涯を誰かのために生きようとした博士の姿に感銘をうけていた。如己堂のことを学校に帰って伝えたいと思う子どもたちも多く、感じたことの深さが想像できる。

◆城山小学校からは、語り部の森口さんとフィールドワークを行った。最初に見た防空壕は、初めて目にする子どもたちが多かった。少年平和像や嘉代子桜の前で、じっくり語る森口さんの話がとても子どもたちの心に響いたようだ。『戦争は女性や子どもたちの命を大事にしなかった。』という言葉が胸に響いた。また、「少年平和像」に向かって頭を下げて帰る城山小学校の子どもたちがいた。その姿を見て、長崎の子どもたちの平和に対する意識の強さを感じていただろうし、私たち教師も伝える側として改めて心に期すものがあった。

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◆平和公園・原爆投下中心地公園では、これまでの学習したことの思いを伝える場となった。平和公園にある様々な像は、子どもや女性のものが多く、戦争によって傷ついた人々は当時の立場として弱い人々だったと感じた子どもたちが多かった。原爆投下中心地では、平和集会を行った。集会を行う場にはたくさんの観光客や修学旅行生がいたが、「恥ずかしい」という気持ちをはねのけ平和のメッセージを伝えることができた。「折り鶴」の歌には、何度も練習しただけの平和への祈りを込めることができた。あの騒々しい場が、子どもたちのアピール文と歌の時だけ静かになった。思いが溢れ出て泣きだす子どももいた。

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◆大浦天主堂・グラバー園大浦天主堂の神聖な空気やステンドクラスでできた窓に子どもたちも癒されていたようだった。グラバー園はエスカレーターが壊れていて全て徒歩で登った。子どもたちは景色も楽しんでいたが、名物ハートストーンに目を惹かれて疲れをふきとばしていた。その後のお土産買いは班で協力できていた。買い物走り回る姿は猛スピードで、いつにも増した早さだった。

◆ホテルでは夕食から次の日の朝食まで楽しく有意義に過ごせた。豪華な夕食にみんな楽しみながら和気あいあいと食事をとっていた。その後部屋ごとに話をしたり各自お風呂に入ったりしていた。一方で班長会議や室長会議を行った。感心したのは、先生がいないところできちんと室長が中心となりその日のまとめを静かにしていたことである。

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◆今日の行程は、朝一番に長崎平和祈念像に向かった。昨日、そばまで行かなかったので、クラス全員で集合写真を撮った。朝一番だったので、広場に誰も観光客がいなかったので、とてもすがすがしかった。それから、バスに乗って吉野ヶ里遺跡をめざした。吉野ヶ里では、1時間30分という短い時間の中、速足で濠や竪穴住居を見ることができた。自分の目・足で壕や柵を見て、当時の人々の知恵や工夫に子どもたちも驚いていた。心配された天気は予想に反し、この二日間は天気に恵まれて逆に暑いぐらいだった。

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◆三井グリーンランドは、子どもたちが一番楽しみにしていたところ。4つのグループに分かれて、目的の乗り物に走っていった。PM2.5の影響なのか、観覧車からは遠くはかすんで見えた。一人で行動しないというルールを守り、全員が時間の許す限り大いに楽しんだ。集合時間もそれぞれのグループが約束を守れた。そのときの子どもの顔はいきいきしており、自分が乗った乗り物のことを嬉しそうに話す様子がとてもかわいかった。

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◆バスに乗り、いよいよ学校に向かう。バスの中では、疲れもあるからとビデオ鑑賞の時間、それでも多くの子どもたちは静かにビデオを見ていたようだった。予定より15分早く学校に到着して、解散の会を行った。それぞれが学習したことの発表。お出迎えの先生方や保護者のみなさんにしっかり伝えることができた。

◆実行委員を中心に事前学習がしっかりできていた。また、班で協力でき、自覚を持った行動できた。修学旅行のめあての「平和の大切さ深さを感じる・知る・学ぶ・伝える」は達成できたのではなかろうか。保護者をはじめとしてお世話になったすべての方々にきちんとお礼が言え、感謝の気持ちをもって過ごすことができた。途次、見知らぬ方々にも元気な声であいさつが行えていた。今後も学校生活で活かしていってもらいたい。