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校内研究

平成24年度 校内研究について
2012年06月26日

 

1.研究主題

考えや思いが飛び交い、子どもがのびのびと学習に取り組む授業をめざして

~子どもが主体的に学習に取り組む授業をめざした言語活動の工夫~

2.主題設定の理由

 本校は児童数15名。2・3年生と5・6年生が複式学級である。複数の教科でわたりの授業形式をとっており、体育・音楽は全校での合同授業も行っている。授業ではどの児童も発言の機会があり、思考の場面では自信がないことでも発表せざるを得ない状況の中で、「自分だけ間違えたくない」気持ちと格闘しながらなんとか学びあいを行っている。さらに、少人数の学級編成であるがゆえに多数派が生まれにくく、一つの考えに収束しにくい。答えが出せればよいという雰囲気があり、概念や解法の説明を苦手としている児童が多い。また、既習事項を使うことに消極的で説明のための手立てや話形は十分定着していない実態がある。

  また、本校は昨年度算数科の互見授業で、中心課題とまとめの関連について研修を重ねた成果があり、授業の展開や板書の構造について共通理解を持つことができている。そこで本年度は、昨年度取り組んだ互見授業の成果を踏まえ、子どもたちが考えや思いを的確に伝え合うことができるような手立てを模索したい。自分の考えや思いを論理的に説明できる手立てを持たせ、複数の考えを比較・検討する力を育てれば、児童がのびのび考えを交換し合い主体的に取り組む授業の展開となるであろうと考えた。以上の理由から本主題を設定し、以下のような仮説のもと研究を進めることとした。

  

3.研究仮説

 算数科の学習において、思考の場を設定したり思考マグネットを利用し自分の考えを筋道立てて説明できるような手立てを示したりすれば、自分の考えや思いを論理的に説明し比較・検討する力が身に付き、児童が主体的に授業に取り組む授業になるであろう。

 

4.研究の内容・方法

(1)児童の実態分析

 ○学力テストなどの客観的データを分析し、個々の理解力・表現力・語彙力などの実態把握を行うとともに、

  学級児童・学校児童の傾向を見据えた指導を行う。

 

(2)児童が主体的に授業に取り組む手だてについての理論研究や先進校の視察

 ○他校の公開研究会への積極的な参加を行う。

 

(3)昨年度の互見授業の成果と課題を生かす

 ○1時間完結型授業と板書とノートの一体化についての共通理解を行い、

  中心課題とまとめの関連を明らかにし、授業を展開する。

 

 ○本年度も引き続き算数科で互見授業を行い、授業の展開について共通理解を図る。

 

(4)仮説検証のための算数科授業研究

 ○6月・7月・10月・11月(人権授業)の4回、一人一研として提案授業を持ち、仮説の検証を行う。

  授業間の継続・深化性を考慮し、全体に還る提案としていく。

 

(5)学習規律や学習スキル、基礎・基本の習得を徹底させる取り組み

 ○全校で統一した学習規律の徹底を図る。また、ドリルタイムを活用し、基礎・基本の習得の定着・補充を行う。

 ○3回の算数科授業研究の他に、他教科も含めた互見授業を通して、

  効果的な板書法やノート指導について考察・共通化していく。

 

(6)他教科・他領域の場でも言語活動を意図した取り組みを行う

 ○『ひびき朝会』『学級朝の会』『つづきっ子ノート』や全校活動の場で、

  スピーチ、感想・意見発表などの言語活動を多く取り入れる。

 

(7)効果的な家庭学習の工夫

 ○「家庭学習の手引き」の活用の仕方を家庭に伝え、学年に応じた家庭学習の時間や質を考えてもらい、

  スキル学習に片寄ることのない思考力や読解力を鍛える家庭学習の奨励と家庭の協力を求める。 

 ○学期に1回生活実態調査を行い、家庭学習時間と生活リズムの見直しを保護者に促すことで家庭学習の習慣化を図る。